合格体験記(2024年3月卒業生)

2024年3月卒業

児玉 沙貴

小樽商科大学 商学部 合格入学

明治学院大学 経済学部経済学科 合格
北海学園大学 経済学部 合格
北星学園大学 経済学部 経済学科 合格

 私は学校推薦型選抜で小樽商科大学に合格しました。推薦では国数英いずれかの共通テストの点数と自己推薦書などの書類を評価されます。推薦の共通テストのボーダーは示されていませんが、私は国語か英語で8割以上を取ることを目標にしていました。
 共通テストは、一般受験のために5教科対策しなければならなかったので時間がなく、いかに自分の弱点をなくしていくかがポイントでした。模試ほど弱点がわかるものはないので、模試の復習を重点的にしていたのですが、このとき自分がわからなかったものをまとめておくノートを作るのがおすすめです。英語や国語ではわからなかった単語を、数学や理科では問題のパターンごとの解法や、覚えていない知識をノートにまとめ、社会は使いやすい問題集か参考書1冊を決めて、それに重要事項を書き込んでいました。これを見れば手軽に確認できるので、試験前のチェックなどに役立ちます。
 受験に向けて皆さんにぜひやってほしいなと思うことが2つあります。1つ目は、各教科の基礎固めを、遅くても夏休み終わりまでに済ませることです。夏休みが明けてからは模試が次々とあるので、復習に追われ、自分が自由に勉強できる時間がほぼありませんでした。なので、基礎が弱いなと思うところがあれば、夏休み中に終わらせてしまいましょう。2つ目は、短期目標を立てることです。私は次の模試までにやることや、連休中に終わらせることなどを紙に書いていました。そうすると、ただやみく
もに勉強するよりも達成感が得られて、モチベーション維持ができ、何をするか迷う時間が減って、勉強に取り組みやすくなりました。もし目標が達成できなければ、原因を探し、次に向けて改善することが大切です。
 私は模試の点数に波があり、直前演習でも思うような点が取れなくて不安な気持ちでいっぱいでしたが、共通テスト本番まで勉強するほかありませんでした。当日、緊張しつつもできる問題を確実に、丁寧に解くことを意識しました。その結果、自己採点では合計7割、国語と英語でともに8割以上をとれたので推薦と一般に出願し、推薦で合格することができました。
 最後に、頑張っても結果が出ず落ち込むことがありますが、今までやってきたことは確実に自分の力になっています。最後まで諦めず努力を重ねて、合格を勝ち取ってください!

2024年3月卒業

坂田 柚菜

小樽商科大学 商学部(昼) 合格入学

 私は小樽商科大学商学部(昼間)に学校推薦型選抜で合格しました。
 入試内容は、主に共通テストと自己推薦書です。私は、3年生の夏頃に推薦受験に挑戦することを決めました。小樽商科大学の推薦は共通テストの結果(国数英の内、高得点1つ)が選考に入ります。なので3教科を重点的に取り組み、本番では目標としていた8割を超えることが出来ました。
 国語の現文は元々得意だったので過去問や問題集などの演習を繰り返していました。問題を解く時はしっかり照らし合わせながら読み、本文に書いていないことは選ばないことが大切です。古文漢文は高3の10 月まで勉強していなくて模試ではずっと1割~5割の間だったので、そこから古文単語と文法基礎の勉強に取り組みました。年明けからは共テやセンターの過去問をやり出題形式を掴むようにすることで、7~8割取れるようになりました。
 数学は沢山解いて色々な解法を覚えていくことが大切です。同じ問題集を最低3周して出来ない問題を減らせるように、毎日何問ずつ解くか決めておくと習慣化できると思います。ただ取り組まない期間が長いとすぐに忘れてしまうので、単元ごとに定期的に触れるようにしましょう。
 英語は単語を知らないと長文が読めないのでシステム英単語で暗記をし、文法を確認しながら色々な大学の過去問を3年間を通して解いていました。英語は精読した後に、意味がわかる速度で音読を繰り返すことでとても身につくと思います。リスニングは毎日取り組み、単語1つ1つを聞き取れるようにすることが大切です。また、2年生までに英検2級以上を取っておくと余裕をもって勉強でき、推薦にも役立つと思うので良いと思います。
 自己推薦書は大学についてよく調べ、将来したいこととその理由、ゼミで学びたいこと、どの講義を受けたいかなどの入学後の学習計画について具体的に書きました。私は先生に添削をお願いせずに提出したのですが、内容などの不安がある場合は先生に添削してもらうと親身にアドバイスをしてくれると思います。
 2年生までは進路が決まっていない人も多いと思います。その分志望校が決まった時のために基礎固めをしっかりしておきましょう。3年生の冬からは多くの人が合格が決まっていくので、まだ受験が控えている人は勉強が苦になることもあるかもしれません。しかし今の努力は大学に入ったあとも役に立つはずです。なので残りの時間、悔いのないように頑張って下さい!!応援しています!

2024年3月卒業

森 大地

北海道教育大学札幌校 教育学部教員養成課程学校教育専攻 合格入学

 僕は北海道教育大学札幌校を公募制推薦で受験しました。
 札幌校の推薦の内容は主に自己推薦書の提出と面接を受けることで、10 月の頭から対策を始めました。まずは推薦全体の基盤となる志望動機を練ることから始めて、志望大学に通いたい理由や学びたいこと、さらにそれをどう社会に生かせるのかについて自分の考えをまとめました。ある程度まとまってくると、志望動機をもとに面接練習と自己推薦書の作成を始めました。僕は文章を書くことが苦手でしたが、何度も先生に内容確認と添削をしていただき、密度の濃い自己推薦書を書くことができました。面接練習では先生にメモを取っていただき、良かった点や改善点、アドバイスなどを何度も受けました。そのメモをもとに自宅で何度も対策を考え次の練習に活かす、ということを日課のように行っていました。
 そうして自信をつけ、本番に臨む。これが僕の受験のおおよその流れでした。
 全体の期間としては約2か月ありましたが、ほとんどの(推薦の)受験生は自己推薦書の提出までで1か月を使ってしまいます。当然残りの1か月を面接にあてることになるのですが、正直1か月の面接練習では時間が足りなく不安が大きいと思います。面接は回数をこなすほど良いので、推薦を考えている人にはできるだけ時間を効率的に使って練習をしてほしいです。
 例えばですが、僕ははじめ放課後に長い時間を使って練習し、慣れてきたら昼休みと放課後の両方の時間で行っていました。一日に2~3回ほどやるとよいと思います。
 アドバイスとしては、少しでも推薦を考えている人は早いうちに自分の学部学科と合うようなボランティア活動を継続的に行うことと、大学の先生が出版されている本を読むことを必ずしてほしいです。僕は読んでいた本を出版された准教授が実際に面接官として目の前に現れて震えました。本を読むことでこういった奇跡が起こることもありますし、起こらなくても自己推薦書や面接でアピールすることにつながります。ボランティア活動も同じです。ほかの受験生に大きなアドバンテージをつけられるので損はないです。
 僕は面接本番で悔いの無いよう120%の力を出し切ることができました。それはこの約2か月間自分を信じて大学合格のために努力することができたからです。今推薦を考えている方にはまだまだたくさんの時間があります。今からでも少しずつ努力を重ねて合格を勝ち取ってほしいです。応援しています。

2024年3月卒業

佐藤 麻隆

室蘭工業大学 理工学部(昼)創造工学科 合格入学

北海道科学大学 工学部 都市環境学科 合格
北海学園大学 工学部 社会環境工学科 合格
北海学園大学 工学部 建築学科 合格

 私は、室蘭工業大学に学校推薦型選抜で合格しました。選抜内容は数学と物理の共通テストと書類審査です。
 高校3年の夏から本格的に勉強を始め、最後まであきらめずにやってきたことが結果に表れてうれしいです。今から自分が体験したことを紹介します。受験の中で役立つとうれしいです。
 私は最初、室工大を総合型選抜で受けたのですが、結果は不合格でした。ただその選抜を受けて自分のやりたいことやその大学の良さに気付けるいい機会になりました。この体験で学んだことは、準備を始める早さだと思います。私の周りで受かった人たちは夏休みまたは試験から1、2か月前に試験の内容や対策などを行う人が多かった印象を受けました。また、総合型では面接や小論文などやったことがない試験も多いので、自分一人で練習するより先生など周りを頼ることが必要で、これは自分から早めに頼まないといけません。先生方にも用事があるので練習する期間が短くなり、後で後悔します。
 ほかにも大学で学びたいことや経済問題に関連するニュースをみる習慣を、特に理系に進む人はつけるべきだと思います。ただ読むのではなく自分の考えを持つことが面接で生かされると思います。
 私は共通テストに向けて勉強した際は、移動中は単語帳やノートを出すのが恥ずかしいと思ってしまうことがあったので、スマホの勉強アプリで勉強しました。特に英語は音声を聞くことで頭に入りやすく、また、英文を読む際に読みやすくなると思いました。数学や物理はとにかく問題を解くことが大事だと思います。公式だけ覚えても問題を解く中で手順が分からなくなるので、問題を何度も演習することで形式などが分かるようになり、解きやすくなると思います。また参考書は最初に買いすぎると買ったことに満足してしまうので、参考書を1、2周してから買うなど目標を立て達成してから新たに買うことを勧めます。
 最後に、一番後悔したのは周りに言われたからやる、面倒だから素直に言われた通りに進めるなど、自分の考えを持たずに生活したことです。受験をする中で周りから様々な助言をもらうと思いますが、結局決めるのは自分自身です。
 あとで誰かのせいにしても意味がないし、ずっとマイナスにしかならないです。自分で考えて、進路を決めてそれに向かって努力をするのは大変ですが、きっとたくさんのことを得ると思うので後悔のないよう挑戦してみてください。

2024年3月卒業

佐藤 真生

室蘭工業大学 理工学部 システム理化学科 合格入学

 僕は室蘭工業大学システム理科学科を総合型選抜で受け、合格することができました。その過程について書きたいと思います。まず受験形式についてですが、面接と数学が必須で化学、物理、生物の中から一科目選択で僕は化学を選択しました。受験対策については両科目とも高校卒業認定試験の過去問題4年分を5周程解き、ほぼ毎回満点で試験時間の半分以上を残せるレベルまで仕上げ、類題が出ても解けるように他の参考書を使って対策しました。数学は得意だったため高校卒業認定試験の他には参考書を使用しませんでした。化学に関しては得意ではあったものの理論化学の知識が抜けていたので、リードライトノートの化学基礎と、化学の計算方法から暗記分野を難なく解けるまでひたすら解きました。
 面接練習については自分でアドミッションポリシーについて調べ、自分が何故この大学に進学したいか、この大学に行って何を勉強したいかを書き、詰まらずに話せるように担任の先生や、化学の先生に面接練習をして頂きました。また、恥ずかしい事に自分は高校生活でこれと言って胸を張れる活動をしていなかったので、先生に頼み探究活動の一つとして、DNAや氷の分子模型作成をしたり燃料電池を使ったエネルギーの変換の実験をしました。
 合格の秘訣は家族や先生方の協力も勿論なのですが、勉強の積み重ねが一番大きい要因だと思います。僕は1,2年生のころに特進コースで勉強に取り組んでいて勉強に対する姿勢や学力が身についたと考えています。また共通テストを受けることも視野に入れていたので3学年の4月からは塾に通って担当講師に勉強を丁寧に教えていただき、自習室でも平日4時間程度自学に励んでいました。おかげで夏にはすでに共通テスト模試で8科目平均5割程度をとることが出来ました。自分がその中で大切に思ったことはメリハリをつけることです。自分は勉強を好きになれなくて集中力がよく切れてしまったのですが、そんな時は少しだけ休んで時間を空けずすぐに再度取り組むようにしていました。そうすることで特段疲れることなく長時間勉強をすることができました。とてもいい勉強方法なのでぜひ活用してほしいです。以上が僕の合格体験記です。

2024年3月卒業

内藤 涼太

公立千歳科学技術大学 理工学部 合格入学

 僕は、前期日程で公立千歳科学技術大学に合格しました。
3年間特進で過ごし、1年生の冬ごろから受験を少しずつ意識していき、2年生の春からは、予備校に通い本格的に受験対策を始めていきました。そこで、自分が行った勉強を紹介しますので、ひとつの意見として参考にしてください。
 数学は、とにかく授業中でわからないことをなくすことにこだわり、 理解するまで先に進まず、理解したらそれを言語化してノートなり、授業プリントに書き残し、定期テストの前に復習していれば、模試でもそれなりにできるようになります。物理も、数学と同様かそれ以上に理解することを意識します。なぜなら、数学以上に理解をしていないと典型問題から少しもわからなくなるからです。積極的に先生に聞いて、理解できるまで突き詰めましょう。社会は、僕は日本史選択だったのですが、3年生の秋になり間に合わないと思い倫政を独学して臨みました。11 月からYouTube の“ここみらいチャンネル”という授業動画を、1.5 倍速で一気に1~2週間程度で見終えました。その際に、覚えようと根を詰めて暗唱するのではなく、全体的に理解することに徹しました。
 これからたくさん模試を受けることになると思いますが、必ずしも思ったような結果が出るとは限りません。落ち込みすぎるとその隙に他の受験生にぬかされていきます。所詮、本番とは似て非なるものと考えしっかり復習し、切り替えていける人が強いです。
 僕は、共通テスト64%で科技大B判定がでて余裕だと思い、私立を1校も受けなかったのですが、完全に滑り止めゼロで受験するのは、数学で計算ミスをしてしまったことに気づいたこともあり精神的にもつらかったです。受験では何がおこるかわかりませんので、滑り止めとしての私立を最低でも1校は受けることをお勧めします。
 僕は北大を目指して取り組んでいく中で、成績が伸び悩み泣く泣くあきらめることになりましたが、北大を目指して勉強したことは、経験としてよかったと思います。受験以前以後で僕自身人として成長できたと思います。皆さんも受験では苦しいことや楽しいことがあると思いますが、乗り越えられるよう頑張ってください!!応援しています!!